2017年度

“福島”の今を知る報告・学習会 を開催しました

2018年3月8日

2018年3月3日(土) ボルファートとやまにて

主催:生活協同組合CO・OPとやま、富山県生活協同組合

後援:富山県生活協同組合連合会、北日本新聞社

 

参加者:105人

 

 

 

 

 

今年で4回目となる「“福島”の今を知る 報告・学習会」を開催し、福島で暮らしている方の素直な思いに触れ、福島の現状と課題について学習しました。

福島県の語り部「浪江まち物語つたえ隊」松田 早百合さんは、原発事故後の避難生活などを『見えない雲の下で』と題した紙芝居で語られます。

紙芝居で「震災後、何がなんだかわからないにうちに避難させられ、落ち着いたところでまた避難。避難所は寒く、食べるものは冷たいおにぎりでした。」と当時の忘れられない生活や、7年経過した今も、普通に家族が一緒に暮らせない現実があることを私たちに伝えてくださいました。

 

 

 

 

←松田早百合さんの紙芝居

続いて基礎経済科学研究所 副理事長 後藤 宣代さんが『「3・11フクシマ」が問いかけるもの -人類史のなかで考える-』と題して講演されました。

「県外へまだ避難されている方が3,402人、震災後の震災関連死が2,202人。そのうち66歳以上の方が9割を占めている。仕事や収入、家族との考え方の違いによる不和、住まいの確保等々複数の問題が絡み合っている。

今でも天気予報と放射線量が一緒に報道されている現状の中、子どもの甲状腺がんへの不安等がありながら復興の妨げになるからと放射能の不安や恐怖について声をあげにくくなっている。支援されるべき存在から社会から疎まれる存在へ孤立させられようとしている。」と現状を詳しく語られました。

 

 

 

 

←後藤宣代さんの講演

昨年8月に富山県生協、CO・OPとやまの合同で行った「福島の復興支援視察・交流ツアー」、同じく8月に朝日町で開催した「福島の子ども保養プロジェクト」参加者からの報告や、福島の特産品(あんぽ柿やお酒、お米、お菓子等)の販売、後藤さんによる復興応援ソング「花は咲く」などのフルート演奏も行われました。

参加者からは、「福島原発の事故から学んだことを忘れず、風化させずにきちんと次の世代に伝えていくこと。福島の震災を絶対忘れることなく、自ら学ぶ姿勢を続けていくことが大切であると強く感じた。」と感想が寄せられました。

 

福島復興支援視察交流ツアーを開催しました

2017年8月31日

2017年8月25日(金)~8月26日(土)

生活協同組合CO・OPとやま・富山県生活協同組合 合同企画

CO・OPとやま参加者 16人 (全体の参加者は38人)

東日本大震災から6年が経過した被災地福島の支援を目的として、富山県生協との合同企画で、視察・交流ツアーを行いました。

初日は被災地の視察と、仮設住宅で生活している被災者の方との交流を行いました。視察には、コープふくしまの理事の方が「震災の語り部」として同行され、福島第二原発に近い富岡町から帰還困難区域となっている福島第一原発のある大熊町と双葉町、そして浪江町をバスで通り、車窓から東日本大震災の爪痕を目の当たりにしました。

 

 

 

 

 

↑ 富岡駅の様子

 

 

 

 

 

↑ 新しく建設された復興住宅。人影もありません。

ニュースなどで、復興住宅の建設や、鉄道の復旧を報道しています。しかし、実際に被災地に行ってみると、確かに整備は進んでいるのですが、住人の姿は見受けられず、鉄道を利用する人もいない状態でした。被災者の方が安心して生活できる状態が「復興」だとすると、今はまだ「整備」の段階だと感じました。

 

 

 

 

 

被災者の方との交流会では、仮設住宅暮らしの苦労や、肉親を失った悲しさなど、とても貴重なお話をしていただき、参加者のみなさんは真剣に聞き入っていました。

二日目は桃狩りと、コープふくしまの店舗などでお買い物をし、購入することで福島を支援してきました。

 

 

 

 

 

 

東日本大震災は東北各県に大きな被害を与え、尊い命を奪いました。その中でも福島県は大震災、津波だけでなく、原発事故、そしてそれによる風評被害に苦しんでいます。これからも長い歳月をかけて、福島県を支援し、見守っていくことの大切さを実感しました。

 

 

 

 

 

 

↑今回のツアーに参加された皆さん