福島復興支援視察交流ツアーを開催しました

2018年11月28日

2018年11月23日(金)~11月24日(土)

生活協同組合CO・OPとやま・富山県生活協同組合 合同企画

CO・OPとやま参加者 21人 (全体の参加者は43人)

東日本大震災から7年が経過した被災地福島を訪れ、視察・交流を通じて被災地の現状を理解し、今後の支援について考えるきっかけとするため、富山県生協との合同企画で、視察・交流ツアーを行いました。

初日は、コープふくしまから宍戸常務理事、日野理事に同行していただき、福島第二原発近くの富岡町から福島第一原発のある大熊町と双葉町、そして浪江町を車窓から視察しました。富岡町では参加者がバスから降りて、海岸沿いに福島第二原発を見ながら、「私たちが今立っているすぐ下の辺りまで、当時は津波が押し寄せ、この辺り一帯が津波に飲み込まれて何もかもがなくなった」というお話を聴きました。

 

 

 

 

浪江駅は昨年4月に再開されたそうですが、駅前は車すらほとんど通らず、人の気配もなく閑散としていました。浪江町は一部帰還困難区域が解除されているとはいえ、帰って来ている人が5%ほどしかいないという現状を目の当たりにしました。

 

 

 

 

 

↑浪江駅周辺の様子

数年前までは除染された廃棄物が入ったフレコンバックが家の庭や田んぼなどいたるところに積み上げられていました。しかし、今回バスの車窓から見える風景は、そういったフレコンバックが片づけられているところが多くなっていましたが、なくなったのではなく、中間貯蔵施設等へ移動しただけ…7年が経過し、見た目は復興が進んでいるように見えますが、問題がなくなったわけではなく、本当の意味での復興にはまだ時間がかかると感じました。

二日目は、JAふくしま未来の加藤さんからは、震災後のJAの取り組みや農産物の現状について、「浪江まち物語つたえ隊」の松田さんからは紙芝居で震災当日の町の消防団の方の様子をお話していただきました。

JAふくしま未来の加藤さんから、水田、畑などの土、果樹の樹皮まで剥いで除染し、農産物は全品目放射性物質検査をして、安全な農産物を出荷しているのに、いまだに風評被害があり、価格が低いままだという話をお聴きしました。

 

 

 

 

松田さんからは、紙芝居で震災当日の町の消防団の方のお話をされ、原発事故のために津波にのまれた町の人々の捜索に向かうことができなかったことを今でも無念に思う気持ちが消えることがない、そして、現在でも放射能という見えない恐怖、わからない不安が人々の心を傷つけ続けているということを私たちに伝えてくださいました。

東日本大震災の被害は7年経った今でも終わっていないということがわかりました。原発事故の影響で故郷に帰りたくても帰ることができない人々や風評被害に苦しんでいる人々がいます。私たちは、福島のことを決して忘れることなく、遠く離れた富山からでも“できること”を続け、支援していくことが大切だと感じました。

 

 

 

 

←ツアー参加の皆さん

 

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